私は、VRブームの立役者は2つあると思っている。それはOculus RiftというガチのVR用HMDと、今回紹介するGoogleCardboardというスマホVR向けの簡易ゴーグルだ。
前者はイベントなどで見たことがあるかもしれない。パソコンと接続されたガッチリとしたヘッドマウントディスプレイ。画質もよく、自分の手を画面内に出現させることができるなど、いくつものできることがある。それに対して後者はスマホVRの可能性を大きく押し広げるものだ。画質であったり、視覚聴覚以外のフィードバックに制限があるなど、できることはOculus Riftにはかなわないが、それでもなお手軽にVRを楽しむことができるという結果を示した作品である。
もちろんこちらの書籍でも紹介しているので是非ご覧ください。
10月16日発売のこちらの書籍「バーチャルリアリティで二次元へ行ける本」、Panon運営のダブルエムエンタテインメントはVRゴーグルの紹介ページでも協力させていただいております。
ゴーグルだけならPanonを見て選んでもいいけど、そのほかにもアプリ紹介やスマホVRを代表する国内企業による今後の展望対談なんか載ってるからみんな、買ってね!
紹介文くらいコピペやめたほうがいいのかとも思ったが、統一性はいったいどこに出せばいいのか。
わからないから今回もファンキーに紹介していこうと思う。行くぜ!まずは外箱からだ!
きたよー、カードボードきたよー!
厚みだってこんなもんさ!乳百透けてるよオッサン!
まずは外箱をビリビリっと開封して。。。
アー!余計なとこまで破れてる!!
でもそこまで中身には影響なさそうだったので、そこから広げてみる。なるほど折りたたまれてる内側が本体になっている。さらに本体の内側になる部分に組み立て説明が記載されている。ムダの無いつくりだ。
とりあえず、箱型になりゃいいんだから丸めればいいんだろ?
ぶっちゃけ、けっこうシビアで組み立てにくいところもある。これが日本製のVRゴーグルと、メリケン製のVrゴーグルの違いである。こういうのをみると日本製ってやっぱちゃんと細やかなところを改良されているんだなと感じます。ジャパンクール。
組み立てに必要な時間は5分ほどかな。いろいろ触ってる人なら1分で組み立てられます。ほとんどが折込みとハメ込みで、最後だけテープを貼ります。しかしこのテープも粘着力が弱い。ニチ●ンを見習って欲しいものだ。
なんとか組みあがる。段ボール2枚重ねでほぼ全体が構成されているため、剛性は意外とある。どこかから落とした程度では型崩れもしないだろう。スマホの画面は割れるだろうけどな!
とりあえずガッツポーズしてみた。
よく、この手の商品には側面にこんな磁石でとりつけるリング状の何に使うのか一見わからんもんがついている。コレ、何かと言うとスイッチアクションのボタン代わりなのだ。
つまり、このスイッチをカチッと下げると、画面内ではそのときに応じて、”選択”というアクションをしたことになる。スイッチは磁石が反対側に固定されているのですぐ元の位置に戻る。
舌でグイっとやってもなかなか操作は出来ない。そうこうしてるうちに段ボールガフニャフニャになってきそうだったのでやめた。ちなみに若い頃(20台半ば)段ボールを肉まんの具として調理し、食べたことのある私からどうでもいいトリビアをひけらかすと、段ボールは豆の風味がする。大豆だ。なんでかはしらないが、実際に食べたときにそう表現できる味わいだった。あと、噛み切れない。
没入感や視野角といった肝心な点では、後発のVRゴーグル達がいかに研究されてリリースされたかを思い知らされる。ご覧のように、カードボードでは顔のカーブに対応しきれず、浮いてしまっている。
そして、メガネも使えない。
だが、プロトタイプとしての役割は大いに果たしてくれたのだ。我々は感謝の念をささげつつ、これを有効活用する方法や企画を考えていくことこそがGoogleのやる気にもつながるだろう。
あと、段ボール製のVRゴーグルはこうやってオデコの脂がつくからな!このゴーグルはもう女性は使ってくれないだろうな!
一応現在でも入手はできるが、あえて掲載することもないだろう。満足度を求めるのであれば他の国産VRゴーグルのほうが優れている。
VR元年とも言われる2010年代半ばのブームは、まずこのようなところから始まったのだなと感じていただければそれでいい。アプリストアでは現在Cardboardの名前を使ったアプリは権利の関係上削除されているが、「cardboard」と検索して出てくるアプリで、この商品のようなアイコンがちょっとくっついていたら、それはVRアプリだ。是非体験して試してみて欲しい。
他のVRゴーグル・HMDも参考にしてみてください! ページはこちらから